IARでファームウェアを開発

ARMを使うに当たり私の開発ツールはIARです.これは以前のブログで書いたとおりです.IARはTI社のMPS430で使って以来気に入っているツールです.とにかく取説いらずで使えるからです.でも小さいマイコンは,MSP430よりもPICを使う事が多いのでIARは久しぶりになります.

で,久しぶりにIAR社のホームページを覗くと,今自分が使っているマイコンの型式を入れだけで直ぐに最適なツールをダウンロードできる様になっていました.おかげでストレスなくSTマイクロ社用のツールをインストールすることができました.

良くありますよねあらゆる情報が並列に並んでいるホームページって.で,なかなか自分の望む情報にたどり着けないで迷子になる.でもIAR社のホームページは北欧の感性なのか,非常に訪問者の心を知ってるかのようにうまく情報整理がされています.そしてさらにおしゃれな感じがあります.IKEAに通じる文化でしょうか.

統合開発環境でプロジェクトをスタートさせるには,「プロジェクト」というメニューからスタートさせるツールが多いのですが,IARは「ファイル」の中の「ワークスペースを開く」からスタートさせます.

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どんなにマイコンに慣れていても,新しいメーカやチップでは右も左も解らない状況です.ですから案内役の資料が必要になります.私はネットに転がっていたこのSTマイクロ社の資料で無事に最初の難関を突破しました.大事な事は余計な事を考えずに,まずはここに書いてある通りを踏襲します.

ST32ファミリ開発環境のご案内

この資料にしたがってSTマイクロ社からソフトウェアライブラリをDLします.ライブラリにはたくさんのサンプルプログラムが含まれています.そして既にIARのプロジェクトファイル形式になっているので,そのままIARを立ち上げ「ワークスペースを開く」からサンプルプログラムを起動すれば,バッと全てがエラーなく立ち上がってくれます.