前の日記でも述べたように復調はFM変調波を微分する事で元の信号が復元できます。そのようすを改めて式1の位相項から考えてみましょう。
$$FM(t) = Acos\left(\omega_c t + \frac{\omega_d}{\omega_m} sin\omega_m t\right)$$
(式1)
式1によると変調は、周波数が高くなるほど位相の振幅が1/ωmになる。つまり-6dB/octで小さくなります。そして復調ではその逆のωmの+6dB/octで振幅が大きくなります。ちょうど式2の関係です。
$$\frac{d}{dt}\left(\frac{\omega_d}{\omega_m} sin\omega_m t\right) = \frac{\omega_d}{\omega_m} \times \omega_m cos\omega_m t = \omega_d cos\omega_m t$$
(式2)
そして、その様子を図1に示します。

FM復調器は+6dB/octでゲインが大きくなります。そのことから見えてくるのは雑音の問題です。復調器は信号が無くても動き続けます。つまり熱雑音を+6dB/octで増幅するのです。これがFM三角雑音です。

